foop 製造工程 vol.3
「信頼性試験!」

2016年7月22日

 開発秘話 に続いて「foopがどうやって出来上がるか」製造工程をシリーズで紹介しています。

 4月~5月に購入してくださった方々のfoopが今、まさに工場で作られているので、現場から生の情報をお届けしています!
3回目の今日は信頼性試験についてご紹介したいと思います!前回組み立てが終了したfoopを同じく関東の研究所で、色々検査していきます。どんな環境でも正しく機能するか、強度は大丈夫かなど、試験の種類をご紹介したいと思いま~す!

【1. 静電気試験】

静電気試験
静電気試験

 最初は静電気の試験です!foopに静電気を放った時に、誤動作等がないかをチェックします。

 試験は、静電気を発生させる機械をfoopに近づけて放電する「接触試験」と、接触しない程度に近づけて放電する「気中放電試験」の2種類があります。写真のグレーのヘアドライヤーのような機械は放電プローブと言って、静電気を発生させているところです。これは電気を帯びた人がfoopに放電した場合、誤動作しないかどうかを確認します。

【2. 低温試験】

低温試験
低温試験

 お次は低温試験です!foopを氷点下の環境に一定時間置いて、強烈な寒さの中でも誤作動なく動くか試します。

 業務用冷蔵庫のような大型の装置にfoopを入れ、試験中は電源をオンにしてfoopを常に稼働状態にしておいたり、電源を交互にオンにしたり、オフにしたり正常に起動するかどうかも確認しますよ!外から見ているだけで、なんだかひや~っと寒くなってきました!!

【3.高温高湿試験】

高温高湿試験
高温高湿試験

 さて、そんな真冬から真夏に移動しますよ~!高温高湿試験では低温試験と同じ試験装置内にfoopを置き、とても暑く湿った環境を作ります。

 かなりの高温度、高湿度に設定されており、内側はまるでミストサウナ!吐く息の方が涼しく感じられるほどです。どれくらい暑く過酷かというと、試しに置いてみた野菜がすぐにしおれていく程の厳しい環境でした!そんな過酷な環境にfoopを置き、電源をオンにして正常に動作するかを確認します!

【4. 冷熱衝撃試験】

冷熱衝撃試験
冷熱衝撃試験

 次々に過酷な試験がfoopを待ち受けています!寒さ・暑さの次は温度変化による衝撃で故障・支障がないかをテストします。

 大型のオーブンのような試験機内にfoopを置き、高温・低温を30分毎に交互に繰り返し、(頑張れ、ふーちゃん!)
短時間の温度変化でfoop本体へのひび、割れ、塗装や部品の剥がれや故障などが起きないかを見ていきます。

【5. VCCI適合確認試験】

VCCI適合確認試験
VCCI適合確認試験

 ふーちゃんの次なる試験は…電波障害のテストです!

 VCCIとは、IT機器が発する妨害波の規制内容を協議するための日本の業界団体です!
今回は機器から発する電磁妨害波と、foop本体から発生する電磁波が協会が定めた基準に収まっているかどうかを確認します。
アンテナ(写真左の白い棒)から10m離れた場所にfoop本体を置き、アンテナに入る電磁波がどれくらいかを調べます。周囲に敷き詰められた黒い電波吸収体は床への電波の反射を防ぐ役割を果たしています。

【6.振動試験】

振動試験
振動試験

 次は振動試験です!
梱包したfoop本体を青い振動試験装置に置いて、縦・横激しい振動を与えてもfoop本体に影響がないことを確認していきます!
foop本体へのひび、割れ、塗装や部品の剥がれや、内部の電子部品の故障などがないかを丁寧に確認していきます!

 こんなにいたぶられて、いやはや、過酷な試験を6つも受けるのですね!問題がないか一つ一つ、丁寧に確認されて皆さんのお手元に届くのですね!とっても安心です♪
次回はアプリの紹介を予定しています。お楽しみに~!