foop 開発秘話 vol.4
「foopがカタチになるまで」
2016年6月2日
foopは色々な人々、チームの手によって今のカタチになりました!どんな人が、どんなふうに携わりfoopができたのかをシリーズでご紹介しています。第4回目はfoopを「デザイン」から実際に「カタチ」にした設計担当、テクノラボさんのお話です。お話を聞かせていただいたのはテクノラボの林さんと大島さん。「挑戦的で想いがある製品の仕事を請ける」というポリシーのある会社の、製品化のプロです。そのお二人に、foopを製品化するまでのお話をお聞きしました。
【信頼の日本のものづくり 】
まず、お聞きしたのは日本のものづくりについて。現在、中国にものづくりのシェアが移っているのは有名な話ですが、新しい挑戦的な商品を作る際に「密に相談しながら作りたい」というニーズに応えられる企業が少ない、ということが日本を含めた先進国で起こっているそうです。そんな中、テクノラボさんはそれに応えられる数少ない日本企業ということで、foopの製品化に関わる事に。日本のものづくり熱が詰まっているのが、foopだということになります。さて、ではfoopの製品化にはどのようなエピソードがあったのでしょう?
【計算して考えると、ものづくりは面白くならない 】
foopを設計する際、難しかった点はたくさんあったそうですが、設計の大島さんは「ドアの開閉機構」と「foopの顔である透明のパーツ」に特に頭を悩ませたそうです。foopのドアの開き方って、よくあるようであまりないと思いませんか?
foopの内部を常に換気させながら、正面で大きく開閉が可能な扉の設計は時間がかかったそう。透明の扉パーツもあれだけの厚さ&大きさのプラスチックを均等に成型できる会社はなかなかないのだとか。理論的には簡単にできそうでも、やってみたら実現が難しいということがものづくり。
発生するたくさんの問題を一つひとつテストしてクリアにしていき、現在のカタチになったのです。そこには、妥協を許さず製品化を楽しむ日本の職人の姿が感じられました。思っている以上にたくさんの試行錯誤が繰り返され、foopが完成したことが分かりました。
【foopの細部に行き届いている、デザイナーのこだわり】
また、「こんなにデザイナーのこだわりが行き届いている製品も珍しいと思います」と林さん。良い製品を作りたいという、ものづくりのこだわりからデザイナーの神原さんと設計との間でも数多くやりとりが交わされたそうです。例えば、正面のアイコンが現れる液晶ディスプレイ。あのディスプレイのカタチはもちろん本体との隙間などにも神原さんの意見が反映されているのですって!
デザイナーと製品化チームとの、こだわりと抜群のチームワークでカタチになったfoop。
お話を聞いて、改めてfoopの美しさを感じた編集部でした。みなさんも随所にちりばめられた、こだわりの美を感じてみてくださいね。代官山TENOHA 「&STLYE」にて6月15日まで展示中です!
開発秘話は今後、アプリ、ソフトウェア開発・T2Tさん、8X8アイコンデザイン・ BloombroomDesignさん…と続きます!お楽しみに♪