foop 開発秘話 番外編
「飛騨ってこんなところ!」
2016年7月1日
開発秘話番外編として、前回は飛騨木の加工や職人さん達についてご紹介しましたが、今回は「飛騨」の魅力をお伝えしたいと思います!飛騨ってこんなところ、意外な魅力など、Hidakumaの松本さんにお話を伺いました!
岐阜の小京都とも言われる飛騨高山の奥座敷と称され、飛騨に残るもう一つの古い町並みとして知られる飛騨古川。
白壁土蔵が連なる、趣のある家並みの間を瀬戸川が流れ、色とりどりの鯉が泳ぐ風景はとても風情があります。
近郊には白川郷以外にも合掌造りの民家や温泉があったり、また棚田が一面に広がる里山の風景を楽しむこともできます。
【漬けステ?!って一体何??】
飛騨と言えば、やっぱり飛騨牛!他にも高山ラーメンや、朴葉味噌(ほおばみそ)など色々とご当地グルメはあるのですが、松本さん一押しの飛騨のユニークな郷土料理はというと…なんと!漬け物ステーキです。
漬け物をフライパンで多めの油で炒め、味噌や醤油などで味をつけ、溶き卵でとじて完成!漬け物があっという間に豪華なおかずに変身しました!極寒の冬の貴重な食料であった漬物が野菜としての役目を果たしていて、凍りついてしまった漬物を解かすために囲炉裏で朴葉に載せて焼いたというのが始まりだそうです。また、古くなった(熟成が進んだ)漬物の再利用という面もあり、無駄もない素晴らしいアイデア料理ですね。(wikipedia参照)
飛騨地方の居酒屋では人気の定番メニューでもあるそうで、昔は赤カブが主だったそうですが、最近は白菜の漬物を使用したものが主流になっているみたいです。家庭によって調味料や、漬け物が違ったり、アレンジがあったりなど飛騨の人にとってはおふくろの味でもあるのかもしれませんね!漬け物を焼いてしまうところに飛騨人のクリエイティビティを感じる、と松本さんも言われていました!ちなみに漬物を煮た「にたくもじ」という郷土料理もあるそうですよ!
【匠の技が光る!匠文化館】
次にご紹介したいのが松本さんお勧めの場所、FabCafeHidaのご近所にある「匠文化館」です。
飛騨の匠の木に対する、「知恵と技術と遊びごころ」を感じることができるそうで、地元の大工さん達によって、地元の木材を使い建てられたそうです。なんと釘を1本も使っていないとか!
「館内では、様々な継ぎ手や組み木、そしてこの建物の建築に携わった大工さんの紋章「雲」が並んで施されるなど、飛騨の大工さんたちが守り受け継いできた匠の技を身近に感じることができます。また、文化館2階の畳部屋から望む瀬戸川と川沿いの風景の美しさは町一番との噂もあります。」(飛騨市公式観光サイト飛騨の旅より引用)
前回の「側面板、5つの加工行程!」でもご紹介した、各職人さん達の素晴らしい技術のルーツはきっとここにあるのだろうと思いました。
観光サイトに載っていない、飛騨古川のローカルな魅力をもっと知りたい方はこちらを是非ご覧ください!
https://hidakuma.com/access/spot/