foop 製造工程 vol.5
「アクリルカバー金型研磨!」
2016年8月5日
前回はアプリのお話でしたが、今週はfoop本体のお話に戻りま~す!
飛騨木の側面板と並び、foopの顔とも言えるアクリルカバーですが、「金型」というものを使って作ります。
金型ってたまに耳にすると思いますが、具体的に何?と言われると良くわからなかったりしますよね?
金型とは書いて字のごとく、金属でできた型です。液状の樹脂を型に流し込んだり、固い金属板でも金型に入れて、プレス加工することによって様々な材料を成形加工して、製品を一度に沢山作れる優れものなんです!たいの形をした、たい焼き機も金型のひとつですよ~♪
この金型、種類にはガラス用、ゴム用、プラスチック用と材料別にあったり、鍛造用、鋳造用、ダイカスト、プレス用という種類もあり、工業用部品、自動車、精密機械、家電等の部品など本当に多くのモノが作れるようになっています。
さて、foopのアクリルカバーに戻りますが、このカバー、かなり透明度が高いんです!近くに寄ってきて「あ、カバーがあるんだ!」とカバーに気づかれる方も度々いるほど。
この透明度を出すために、長い時間をかけて金型を丁寧に、丁寧に磨いていくそうです。地道な作業ですが様々なパーツにこだわるfoopには欠かせないとても重要な作業なんです。
ということで、今回はこの金型の研磨についてご紹介したいと思います!
【1.歪み・ムラを均一にするのになんと、60時間以上!】
出来上がったばかりの金型の表面にはやはり、歪み・ムラがでてきます。そこで、全て均等に平になるよう、研磨作業をしていきます。デコボコが無くなるまで、丁寧にしっかりと磨いていくのですが、なんと、最低でも30時間以上かけて磨くそうです!foopのアクリルカバーの金型は、凸状と凹状1つずつの計2種類あるので合計60時間以上もかけて両面を平にするのですね~!!
【2.光沢をだすのに、20時間!】
磨きに磨きをかけて、表面の歪みをスムーズにしたら、終わり!ではなく次は光沢を出すための研磨工程に入ります。
1の工程の研磨と違う部分は、人の目で光沢度合いが合格か、不合格かを判断しつつ磨いていくので、腕や経験が重要視されるところです。素人にはわからない微妙な輝きの差を、ひとつひとつ目視しながら、丁寧に最低でも20時間磨いていくそうです。
【3. いよいよ成形!】
さて、ようやっと研磨が終わり、いよいよアクリルカバーを成形します。工場の機材に、できたてほやほやの金型をセットし、アクリル樹脂を流し込んで試作品をいくつか作ります。出来上がったカバーを目視で精査し、磨きが足りないと思う箇所が少しでもあれば2の工程を繰り返し行うそうです。合格!と思えるパーツが出来上がるまで、2と3を何度も繰り返し行うそうなのですね~。
次回は他の金型について、もう少し詳しくお伝えしますね!次回は他の金型について、もう少し詳しくお伝えしますね!